2017年の夏は72年前のあの日の暑さがまた来た思いがする酷暑の連続である。
それに、ホームページ担当の筆者が冒頭の挨拶をする羽目になり、取材の段取りがすっかり狂ってしまい、貴重な追悼の挨拶の音声や、写真など全く取れていないので、今回は新出兄の貴重な写真が唯一の頼みの綱である。兄への感謝と皆さんへのお詫びをさせて頂きたい。
この7月7日、国連で、被爆者の長年の悲願である核兵器禁止条約が採択された。核保有国が賛成しいないなど、実効性に疑問を持つ者もいるが、一歩でも前に進んだことは事実で、さらなる努力を被爆者はしなければならないと感じている。
永年車いすで不自由な身ながら必ずこの慰霊祭には追悼の辞を頂いていた遺族会会長の檜田仁さまがなくなれたとのことで、今年は遺族会としてのあいさつはなかった。段々と寂しくなるが、無常な世の常か。
(写真:新出、文:塚本)
















前列左から 栗栖、塚本、大田、小畑、久保田
注:「岡田」さんは大竹出身の広島二中一年生岡田彰久君の弟だそうです(新出兄より)